能面作品
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【若女】2024年6月完成
若く美しい気品のある女性の面で初めて制作しましたが、小面同様目、口元の表情が難しいですね。 -
【大飛出】2023年10月完成
金色の肌と大きく見開かれた目やカッと開いた口が特徴の神の面で迫力が出るように制作しました。 -
【小面】2023年7月完成
何度か制作していますが、まだまだ納得のいく作品に到達していません。 -
【こべしみ】2023年2月完成
地獄の鬼神に使われる面です。力強い表情が重要ですね。 -
【十寸髪(増髪とも書く)】2022年6月完成
苦悩に沈む女性の面ですが、美しくも苦しみを抱いた表情は難しいですね。 -
【不動】2022年5月完成
三井家旧蔵の不動面ですが、写真からの制作なので細部がわからなくて苦戦しましたが、天地をにらむ左右の視線の違いなどで力強い表情を表現しています。 -
【猩々】2022年1月完成
水に住む酒好きの妖精です。顔は酒に酔ったように赤く髪の毛は水から出た状態を表現していますが、赤みを強くして酒好きを強調してみました。 -
【三日月】2021年9月完成
男神として使われる面ということで、神の色として黄色をベースに全体を仕上げています。髭などは勢いのある力強い表情ですが、筋状に描くのが特徴です。 目には金環を入れていますが、かなり飛び出した造形です。 -
【喝食】2021年7月完成
半層半俗の立場で禅寺で僧侶の食事に奉仕する少年の面です。額の髭は髷(まげ)を表しています。美しい顔立ちで女性の面にも通じる表情があります。 写真ではわかりにくいですが、頬、あごなどに少し朱を入れて若々しさを表現しています。 -
【孫次郎】2021年4月完成
能楽師の孫次郎が亡き妻の面影を写したという説、小面よりやや年上の面で大人びた優美さに注力して制作しています。 -
【平太】2021年1月完成
勇猛な武将の表情です。眉毛、口ひげを勢いよく毛描くことが大切ですがどうでしょう?力強さを出すため顔の周りに凹凸をつけています。 -
【蛇】2020年11月完成
三井家所蔵の「蛇」を参照して制作しました。怒りの表情ですが、特に口元が広がって下品にならないよう注意しています。 口の色は派手にならないよう弁柄色を使い、肌の色に合うようにしています。 -
【小面】2020年8月完成
全体的にぼてっとならないよう、頬のライン、目・口の大きさに注意して制作しています。 -
【姥】2020年4月完成
神の化身にも使われる面で上品な顔立ちなので、陰影は控えめにしています。 -
【小牛尉】
大変整った顔立ちです。髪を整えるのに手間がかかります。 -
【鼻瘤悪尉】
鼻の瘤が特徴ですが、立派な髭を植えるのが大変でした。 -
【翁】
肌を強めの梨地仕上にし、しわの雰囲気を強調してみました。 -
【顰】
古面は顎の周りが広がった印象ですが、全体のバランスから少しスマートに仕上げています。 -
【長霊癋見】
くりくりとした目の周りの細工が高低差があるので難しいですね。 -
【大癋見】
目力が大変強い面なので、細部の表情に手間取りました。 -
【不動】
髪の造形が独特、金色彩色ですが、そのままだと派手すぎるので古味をだしています。 -
【小飛出】
目の飛び出し方が尋常ではないですね。 -
【景清】
遠い昔にこの造形を創作した作者に脱帽です。 -
【童子】
髪の流れと眉毛の形が独特、すっきりとした顔立ちなので表情をだすのが難しいです。 -
【中将】
眉間のしわが特徴です。顔が縦に長く感じるので間延びしないようにしたいですね。 -
【万眉】
可愛らしい印象ですが、目の表情は手ごわいですね。 -
【孫次郎】
品のある女性の面ですが、何度かトライしていますが表情を出すのが大変難しいですね。 -
【深井】
子供を亡くした母親をイメージしていますが、口元の表情が難しいですね。 -
【泥目】
金彩色の目が凄みを感じますが、バランスが非常に難しい面です。 -
【山姥】
肌を梨地にし少し金色に近い彩色を施しています。 -
【白般若】
上品さの中に怒りや嫉妬、悲しみなどを表現するのが難しいですね。 -
【赤般若】
額の造形、頬から耳にかけてのラインが悩ましいです。